大人のAD/HDとは

ADHD( Attention-Deficit / Hyperactivity Disorder )とは発達障害の一つです。
発達障害にはADHDのほかにも、自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、チック障害、吃音(症)などがあげられます。

これらの発達障害は、いずれも生まれつき脳の一部の機能に障害があるという点で共通しています。同じ人に、異なった複数の発達障害があることも珍しくなく、そのため、二人として同じ症状の人はいない、まさに「世界に一つだけの花」といってもいいのではないでしょうか。個人差がとても大きいとのが、「発達障害」の特徴の一つとも言えます。

ADHDは、日本では「注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害」と呼ばれています。ADHDは、子どもに多いと思われがちですが、大人のADHDは日本においては、およそ50人に一人と推定されています。

大人のADHDは、子供のころに症状が現れることが多いのですが、大人になってから「もしかして?」と思い、心療内科や精神科を受診すると、ADHDと診断されるケースが近年増えているようです。

大人のADHDには、大きく分けて2つのケースがあり

  • 子どもの頃から「不注意」「多動性」「衝動性」などに悩みそれが改善せずに残っているケース
  • 大人になってから、そうだと気付く(気づかされる)ケース

があります。

一般的に、7歳までに多動-衝動性、あるいは不注意、またはその両方の症状が現れ、そのタイプ別の症状の程度によって、多動‐衝動性優勢型、不注意優勢型、混合型に分類されます。


多動‐衝動性の症状には、

  • じっと座っていることができず、座っていても手足をもじもじする
  • 席を離れる
  • おとなしく遊ぶことが難しい
  • じっとしていられずいつも活動する
  • しゃべりすぎる
  • 順番を待つのが難しい
  • 友達が遊んでいるおもちゃを取り上げる
  • 他人の会話に割り込む、などがあげられます。

不注意の症状には、

  • 学校の勉強でうっかりミスが多い
  • 課題や遊びなどの活動に集中し続けることができない
  • 話しかけられていても聞いていないように見える
  • やるべきことを最後までやりとげない
  • 課題や作業の段取りが下手
  • 整理整頓が苦手
  • 宿題など集中力が必要なことを避ける
  • 忘れ物や紛失が多い
  • 気が散りやすい、などがあります。

多動症状は、一般的には大人になるにしたがって症状が軽減される場合が多いのですが、不注意や衝動性の症状はおよそ半数が青年期まで、さらにその半数は大人になっても続くとする報告もあります。また、二次障がいとしてうつ症状や不安症状を発症することもあります。

ADHDと診断されると、薬物療法と作業療法を行い、生活環境に注意をします。
作業などに集中しないといけないときには、テレビを消したり、気をそらすもの(ゲームや趣味で手中しがちなもの)を片付け、集中力の妨げになるものを意識して遠ざけるようにします。

一つのタスクは30分刻みくらいに分割し、長い時間過度に緊張を維持しないで済むように配慮します。そして、きっちり10分休憩して再び作業に入るなどの、ADHDの苦手としがちな「だんどり」をしっかりやる習慣をつけることが大切です。

加えて、周りの人たちの協力も大切です。家族や職場の仲間が、ADHDに対する知識や理解を深め、本人の特性を理解すること。特に大人のADHDに対しては、本人の自尊心を傷つけることなく、自分に自信を持ち社会生活への意欲を高めることが大切です。

このサイトでは、特に大人のADHDに着目し、自分一人一人の個性を尊重しながら、協力し合って自立していく。苦しみや悩みを共有し一人で悩まず、皆の共感を力にしながら、一歩一歩前に進んでいくためのお手伝いを、微力ながら行っていきたいと考え立ち上げました。

この一歩は小さな一歩ですが、確実に前を向いて進んでいきたいと考えています。ADHDの皆さん。悩んだりあきらめたり、投げやりになったり。そんな時はねこままかふぇに遊びに来てください。